コンタクトセンターや、各種オーターエントリーでは、顧客情報を素早く入力するツールがかかせません。
貴社システムへ、弊社が長年に亘り培ってきた業務用辞書とデータ検索技術を統合した、システム組込み用の顧客情報高速入力支援ツール「漢帝Ver.4住所・姓名入力サブシステム」を組み込んで頂くことで、顧客情報入力の中で最も時間がかかる、お客様の名前・住所・会社名の入力を素早く行え、データ入力コストを大幅に削減します。

漢帝Ver.4リーフレット(PDF:0.6MB)

導入例と導入効果

コンタクトセンターや、対面販売等のお客様と会話をしながらのデータ入力

  • データ入力効率の大幅な向上により、データ入力コストを大幅に削減。
  • 新規顧客データを素早く入力することで、顧客満足度が向上し、電話ビジー率が大幅に低減。
  • オペレーターの負担軽減。
  • 入力表記が統一でき、名寄せ処理時の精度が大幅に向上。
  • データ入力ミスの低減。

用紙(伝票・葉書・FAX等)を見ながらのデータ入力、OCR処理後の漢字姓名・住所名の修正等

  • データ入力効率の大幅な向上により、データ入力コストを大幅に削減。
  • 都道府県・市区町村の省略や、手書き文字の一部が読めない場合などに掛かる調査時間が大幅に減少。
  • オペレーターの負担軽減。
  • 入力表記が統一でき、名寄せ処理時の精度が大幅に向上。
  • データ入力ミスの低減。

顧客マスタの住所データの維持管理/データ解析

  • 漢帝Ver.4の住所辞書には、各住所レコードにユニークな住所コード11桁(JISコード5桁含む)がついており、住所データ出力時に11桁の住所コードを出力できます。
    この住所コードを顧客マスタの住所データに付加することで、データを小字レベルまで特定化・分類することができ、エリアマーケティングが行えます。

住所コード体系につきまして

11桁の住所コード体系は、次の通りです。
JIS都道府県コード2桁+JIS市区郡町村コード3桁+レムトス独自の大字コード3桁+レムトス独自の小字コード3桁

  • 別製品の「REM-DIC住所マスタファイル(標準形式またはツリー形式)」をご購入頂くと、毎月、住所の詳細な変更情報を含んだ情報更新データ(差分データ)をお送りします。
    情報更新データの「変更フラグ」と「住所コード」を活用し、更新内容を顧客マスタの住所データへ反映することで、顧客マスタの住所データの経年劣化を防ぎます。

漢帝Ver.4の使用例

ユーザーアプリケーション上で、新規顧客情報を入力する際に漢帝Ver.4を呼び出します。漢帝Ver.4の呼出は、予め設定した呼出しキーを押すか、API関数(アプリケーションプログラムインターフェイス)にて起動します。API関数を使用すると、漢帝Ver.4起動時に市内外局番検索で使用する電話番号や、郵便番号等を検索文字として受け渡せます。

漢帝上で、目的の候補を検索・確定し、設定ファイル(予めデータの出力方法等を設定したファイル)のルールに従い、ユーザーアプリケーションへデータを出力します。

漢帝Ver.4は、ユーザーアプリケーションへデータを出力した後、非アクティブな状態に戻ります。
この時、ユーザーアプリケーションは、漢帝からVer.4からのデータを受け取り、アクティブな状態に戻ります。

※ オプションの拡張関数『API-EX』をご購入頂くと、漢帝Ver.4の画面を表示させずに、漢帝Ver.4の辞書ファイルを直接検索することができます。
※ 漢帝Ver.4は、予め簡単な出力設定を行って頂くことで、プログラミング不要でExcelやAccess等の複数フィールドへ、レコード単位でデータ出力を行うことができます。

搭載辞書のご紹介

漢帝Ver.4住所・姓名入力サブシステムには、最高水準を誇る次の4種類の業務用辞書を搭載しています。

  • 全国の市内外電話局番を約5.2万件すべて収容した市内外局番辞書。
  • 旧住所を含む、小字まで約57万件の住所をすべて収容した、国内最大級の住所辞書。 最新の住所(約40万件)と過去26間年分の住所変更データ(約17万件)を収容。
  • 約1,100万人の姓名より、性別、年齢、職業、続柄等の偏り無く、約43万件の姓名データを収容した、国内最高のヒット率95%を実現する姓名辞書。(※姓名データは個人情報としてでは無く、姓と名を別々の項目でそれぞれの読みと漢字項目のみを収集しました。)
  • 全国の会社名を約85万件収容した会社名辞書。

業務用辞書として、辞書内容を常に最新の状態に保つため、有償で辞書の情報更新を行っております。 情報更新頻度は、12回/年、4回/年、2回/年、1回/年のコースからお選び頂けます。

郵便番号辞書や他社電話番号辞書との比較

郵便番号辞書と漢帝Ver.4の比較

漢帝Ver.4の住所辞書は、旧住所を含む、小字まで約57万件の住所をすべて収容した、国内最高水準の住所辞書を搭載しております。最高水準の住所辞書を使用することで、データ入力効率の大幅な向上や、入力表記の統一化による名寄せ処理時の精度が大幅に向上します。

漢帝Ver.4と郵便番号辞書とのレコード件数比較

郵便番号辞書は住所の登録データ件数が少ないことから、検索時に該当候補が無いことが多々発生します。
その際に、オペレータがカナ漢字変換で住所データを入力する為、入力効率が大幅に落ちてしまい、入力表記の統一が難しくなります。
漢帝Ver.4をご利用頂くことで、これらの問題点をすべて解消できます。

他社電話番号辞書と漢帝Ver.4の比較

電話番号辞書検索のヒット率は、次の様な要因から約50%と言われています。(電話帳への掲載拒否、携帯電話の普及、IP電話の普及、住居の移転等…)
漢帝Ver.4は、最高水準の市内外局番辞書・住所辞書・姓名辞書・会社名辞書を組み合わせて使用することで、電話番号辞書が無くても顧客データを高速に入力できます。

一般的な電話番号辞書のヒット率較

漢帝Ver.4と他社電話番号辞書との入力効率の比較

様々なデータ入力環境に合わせた強力な検索方法のご紹介

お客様と会話をしながらの顧客情報入力や、用紙(FAX・葉書等)を見ながらの顧客情報入力など、様々な入力シーンに合わせて強力な住所検索ツールを多数ご用意しました。

お客様と会話をしながらの住所入力に最適な住所『ツリー検索』

市内外局番検索

市内外局番または、電話番号(自動的に市内外局番部分を使用します)を検索文字として実行すると、該当する都道府県・市区郡町村が表示されますので、続いて大字→小字の順に候補を選択します。

郵便番号検索

郵便番号を検索文字として実行すると、該当する住所が表示されます。一つの郵便番号に候補が多数ある場合は、候補の中から目的の候補を選択します。
(下記の例は、郵便番号「9600231」に該当する小字候補が多数表示された例)

ツリー検索

都道府県から順に、目的の候補を検索文字で絞り込みながら選択します。

用紙(伝票・葉書・FAX等)を見ながらの住所入力や、OCR処理後の漢字住所名の修正に最適な住所『一括検索』

郵便番号+カナ検索

郵便番号と読み仮名を2、3文字入力するだけで、一度に目的の住所に候補を絞り込みます。(一つの郵便番号に多数の候補がある場合でも、数文字の読み仮名を加えることで、更に候補を絞り込みます。)

読み仮名検索

読み仮名を5文字程入力するだけで、一度に目的の住所に候補を絞り込みます。

漢字検索

漢字を3文字程入力するだけで、一度に目的の住所に候補を絞り込みます。

困った手書き住所の入力も簡単に解決できる『地名検索』

用紙を見ながらの住所入力で最も入力が困難とされる、都道府県や市区郡町村が省略されている場合や、Faxの擦れまたは手書き文字の一部が読めない場合でも、数文字の漢字や読み仮名から目的の住所を即座に検索します。

住所辞書に、累積データを搭載

お客様の住所データを入力する際、常に最新の住所のみを入力するとは限りません。漢帝Ver.4の住所辞書は、小字までを網羅した最新の住所データの他に、過去26年間分の住所変更情報を搭載しておりますので、旧住所の検索や、旧住所から新住所を検索することができます。

住所検索時に該当候補が無く、住所データをカナ漢字変換で一文字一文字入力するような事が無くなり、住所データの入力効率を大幅に高めます。

お客様をお待たせしない姓名データ入力

意外と時間がかかるお客様のお名前の入力も、簡単・高速に入力できます。漢帝Ver.4は、姓名入力を効率的に行なうことで、オペレータの負担を軽減します。

姓名データの入力例

上記のデータ入力例では、比較的簡単な例をご紹介しましたが、例えば電話先のお客様が候補一覧の013にある『翫(いとう)』という漢字の場合には、該当する候補が候補一覧画面に有るか無いかにより、お客様をお待たせする時間が大きく違います。

自由に設定できるメインウィンドウとデータ出力形式

自由に設定できるメインウィンドウ

漢帝Ver.4のメインウィンドウは、お使いのシステムの形式に合わせて、使用する項目(住所、姓名、会社名)の選択や、項目の並び順を自由に設定できます。

メインウィンドウの設定例

住所項目のみを使用する場合

姓名→住所の順に項目を使用する場合

姓名項目のみを使用する場合

自由に設定できるデータ出力形式

漢帝Ver.4は、お使いのシステムのデータ入力フィールドの形式に合わせて、自由にデータの出力形式や出力順番等を設定できます。

データの出力順番や出力形式をファイルとして保存できますので、ご利用になられるシーンに合わせて設定ファイルを複数作成し、使い分けることができます。

アプリケーションプログラムインターフェイス

ユーザーアプリケーションから、漢帝Ver.4をコントロールできる次の4つの関数を 標準でご用意しています。

呼び出し関数

漢帝Ver.4の入力画面をユーザーアプリケーションで呼び出し、使用する設定ファイル(データの出力形式や出力順番を設定するファイル)を自由に指定できます。

検索文字設定関数

市内外局番や郵便番号などの検索文字をユーザーアプリケーションから漢帝Ver.4に引渡しできます。

データ読み出し関数

漢帝Ver.4上で検索・確定した住所・姓名・会社名データの各詳細情報をユーザーアプリケーションの指定したフィールドに取得することができます。

更新チェック関数

サーバー側の漢帝Ver.4のシステムファイルを更新した際に、クライアント側のシステムから更新チェック関数を実行して頂くことで、更新の有無を確認した後に、新しいシステムファイルをコピーします。

漢帝Ver.4の画面を表示させずに、漢帝Ver.4の機能をご利用になられたい場合は、別途、拡張関数『API-EX』をご購入ください。

動作環境

対応OS

Windows10/Windows11/WindowsServer2012/WindowsServer2012R2/WindowsServer2016/WindowsServer2019/WindowsServer2022
※64bit版のWindows OSで本製品をご利用頂く場合、本製品は32bitアプリケーションとして動作します。
※Windows98/WindowsMe/Windows2000/WindowsXP/WindowsVista/Windows7/WindowsServer2003/WindowsServer2003R2/WindowsServer2008/WindowsServer2008R2につきましては、サポートを終了させて頂きました。

CPU

OSが推奨するCPUに準拠

メモリ

OSが推奨するメモリ容量に準拠

ディスク容量

スタンドアロン型:約300MB
サーバー型:約300MB
クライアント型:約5MB
※ディスク容量は、辞書内容の変更に伴い、増減します。

CD-ROMドライブ

必須

価格

本体価格(スタンドアロン版)

¥78,000/台

本体価格(クライアント/サーバー版)

サーバー:¥120,000/台、クライアント:¥16,000/台
※ クライアント台数が101台以上の場合の価格につきましては、別途お問い合わせください。

情報更新料金

価格表(PDF:37.5KB)

API-EX(拡張関数)

¥300,000/システム
漢帝Ver.4のウィンドウを使用せずに、直接辞書ファイルを検索したい場合にご利用頂くオプション機能です。

お問い合わせ先

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